Shibaのブログ

日々の読書や芸術鑑賞、旅行などの体験を記録するとともに、その中で感じたこと、考えたことを記述します。

1000年前から

夕暮れの中を汽車に揺られていた
大きな荷物に寄りかかって
僕の身にはそぐわないほどの
愛の喜びを抱いて

ずっと苦しみの中にいた
孤独の苦しみの中にいたんだ
果てしなく続く砂漠を
僕は一人で歩いていた

胸に空いた穴からは
絶えず砂が吹き出ていた
埋まらない想いがいつもあった
僕はいつも死にたかった

はじめて僕が君にあったとき
僕は砂漠の空の向こうを
まだ見つめていたけど
君はただ僕を見ていてくれた

君が僕を見つけてくれたとき
僕はその愛を受け止めきれず
困り果ててすこし笑い
ごまかそうとしていたんだ

でも君の愛の真実に触れて
僕は世界に居場所を見つけたんだ
君が僕を見つけてくれた
君が僕に生き場所をくれた

君の息づかいのリズム
君の肌のなめらかな白さ
君の髪の優しさの香り
君の愛すべき全てに

僕と君が出会うこと
僕と君が愛し合うこと
それは1000年前の光を届ける
あの星が決めたことだったなら

1000年前から僕らは
出会う運命だったならなんて
そんなことを思いながら
僕は涙を流したんだ

1000年前から僕らは
愛し合う必然があったなんて
そんなことを思って
涙を流していたんだ

止まらない涙は君の
愛がくれた奇跡なんだ
死にたかった僕を救った
ほんとうの奇跡なんだ

君を愛している
誰よりも愛している

君を愛している
君を愛している。