Shibaのブログ

日々の読書や芸術鑑賞、旅行などの体験を記録するとともに、その中で感じたこと、考えたことを記述します。

一人の午後

 最近の僕といえば、危険な行為で自分の生命を犯すことでしか、満足を得られない。死にたいのかもしれない。抗うつ剤のおかげで死にたいと思わなくなったけれど、無意識は死を求めているのかもしれない。チャンポンをよくする。チャンポンっていうのは、僕の場合は、お酒と向精神薬を一緒に飲むことだ。効果が急激になったり、不安定になったり、思わぬ副作用が出てきたりして、場合によっては生命の危機になる。それを知っていて、やってしまう。

 昨日は抗うつ剤を日本酒と一緒にのんだ。日本酒は美味しいから好きだ。でも親に取り上げられてしまわれていた。さっきその残りを冷蔵庫から出して、精神安定剤と一緒に飲んだ。一気に日本酒を入れたから、喉が熱くなった。最近はお酒を飲むと体が震えだす。抑えきれない身体反応が衝動的に起こる。よくないことをやっている自覚はある。抗うつ剤のせいか、実はお酒を飲んでも気分はよくならない。むしろ体調が悪くなるばかりだ。今朝も副作用が強く出たせいでめまいが止まらなかった。まともに歩くこともできないくらいに。視界が狭まって暗くなっていた。頭が痛くて思考ができなくなる。起きてもまだ夢の中にいるような。半分幻覚に近いようなことが起こった。そういうことを繰り返して、命をすり減らすのが、やめられない。

 いつか肩に負っていた古傷が痛む。この傷は、いつ、どこで、誰かにつけられた傷だったろうか。僕も、いつか、どこかで、どれだけの人を傷つけてきたのだろうか。そしてそのたびに、どれだけ誰かに許されてきたのだろうか。僕の罪はいまどこにある。僕の罰はいつどこで受ければいい。僕はどうやって生きてゆけばいい。

 お酒と薬の相乗効果で、足の震えが止まらない。座っていると、ずっと震え続けている。眠いような眠くないような気分がずっと続いている。ここがどこで、自分が誰なのかもよくわからなくなる。医者は頭がいいけど、バカかもしれない。こんな僕みたいな人間に向精神薬を渡せば、何をやるかわかったものじゃないのに。僕がもらうくらいの薬の量じゃオーバードーズで死ぬことはないけど、体と心を破壊することくらいはできてしまう。僕はそういう武器を手に入れてしまった。自分を破壊するための武器を。

 もう頭が回らないから、書くのをやめる。僕は人間失格だ。終わっている。こんな僕を見ないでくれ。愛さないでくれ。助けないでくれ。もう誰も、僕のことを忘れてしまってくれ。僕は僕という存在の重さに耐えられないよ。